押し花アートによるアップサイクル
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日本の祭り「青森ねぶた」を彩る、廃棄コスメを使ったアップサイクルプロジェクトをご存知でしょうか?
化粧品メーカーでは、生産工程や出荷期限切れなどで、どうしても大量の廃棄化粧品が生まれてしまいます。
2023年、この廃棄コスメを使って、材料費の高騰が問題となりつつある「ねぶた」の彩色に使用するプロジェクトが開始されました。
このプロジェクトは、青森山田のねぶたを手がけている塚本利佳氏、総合プロデューサーの横野心一氏、「絵具、インキ」などの多用途色材へアップサイクルする事業を進めてきた株式会社モーンガータにより開始されました。
2024年には、更に「青森ねぶた」に貼られていた和紙を、自然の押し花と組み合わせた新しいアート作品に生まれ変わらせるプロジェクトが加わりました。
この押し花アートの制作者として、花のはかなさと生命力を活かし、祭りの一部であった和紙に新たな物語を紡いでいます。
このアップサイクルの取り組みは、単なる素材の再利用にとどまらず、
自然と人間の営みの歴史を 「持続可能な美しいアート 」として表現することを目指しています。
「押し花アートを通じて、素材に新たな命を吹き込み、持続可能な未来に一歩近づくことができる」
私たちはこの思いを大切にし、「美しいアップサイクルアート」の魅力が多くの人に届くことを願っています。